2020年以降にご注文くださいましたお客様へ

皆さまこんにちは。岡悠です。このブログもまたまた久しぶりの更新となってしまいました。

さて、今回はタイトルの通り2020年以降にご注文くださいましたお客さまへ伝えたいことです。

その前に私の近状を。

昨年ごろから2020年頃にご注文くださいましたお客さまのご注文の品を作っていました。もう五年も経てば状況が変わることも気持ちが変わることも理解可能です。

私はご注文を受けた時に「ご注文請書」というものを必ずメールに添付してご確認いただいております。そこには「こちらからは商品が完成し発送段階になりましたらメール(電話)を差し上げます。その時までにご連絡先・ご住所の変更、キャンセル等がありましたらご連絡をお願いいたします」と書いていました。

いざ、商品が完成してメールをしてみても返ってくるのは6割くらいでしょうか。ありがとうございます。「待っていました」とか言われると感激しちゃいます。お待たせしていて申し訳なかったのはこちらなのに。ですが、残りの4割の方はメールが返ってこない、アドレスが存在しませんと返ってきたり。電話をしても折り返しがない。出たと思ったら「どちらさまですか?」「知らない番号には出ないんです」と言われる始末。なんだか滅入ってきたんです。正直に言いますと。もちろん先方にもご事情がありますから、忘れていたってのは解りますよ。でも五年経って「どちらさま?」は少しへこむ。幸い連絡が取れた方からのキャンセルはありませんでしたが、葉書を送ってもお返事がない方はいます。

この状況がこれから何年も続くのだろうか??ちょっと恐怖してしまいました。

凄い方は私の電話番号を携帯に登録していたのだろうなと思うことがありました。その方はメールでのやりとりではなかったので。

本当に様々。これは先方を責める意図はありません。引っ越しのドタバタで私に頼んでいたものなど記憶にないのは想像に難くない。連絡は忘れちゃいますよ。

それとこの物価高!!政府はなにしてるんだ??トリガー条項の150円なんてとっくに過ぎてるわ!!スーパーに行く度にものが高くて不必要なものは極力買わないようにきっとみんながしていると思う。そして上がらない賃金、いや、上がり続ける社会保険料だ。みんな辛いよ、きっと。もちろん私も生活がチョー余裕~ってわけではありません。正直竹細工を作り続けることをみればしんどいです。材料費も高いし、5年前とは自分の技術も向上している。

なのでここにきて、一度皆様の意向を聞いてみようとなったんです。私なりの筋を通すために。私も筋を通す、だから皆さまもご住所、連絡先変わっているんなら絶対ハガキ、届きますよね?

正直に心苦しいですよ。皆さまを試すみたいで。でもやっぱり自分の気持ちとこの状況にけじめをつけるために友人に協力してもらい下記の言葉を書いた葉書を皆様に送りました。

お客様へ お知らせとお願い

この度は、ユウノ竹工房の竹細工をお求め(ご予約)いただき誠に有難うございます。受注生産のため、大変お待たせして申し訳ございません。

この度ご依頼いただいた竹細工についての価格改定のお知らせとお願いのため、連絡させていただきます。

昨今、資源の価格高騰や様々な値上げの中、ご予約いただいた価格にてのお渡しが非常に難しくなりました。お待たせしておきながら心苦しい選択ではありますが、どうぞご理解いただきますようお願いいたします。

また、ご予約いただいた頃より社会状況や環境の変化に伴い予約を取り消したいというかたのキャンセルも承ります。

このハガキが届きましたら、必ず当工房へ返信ハガキにてご連絡ください。返信が無い場合は、予約の取り止めとして受け止めさせていただきます。(返信期限:令和7年3月31日)お忙しい時期とは存じますが、何卒宜しくお願い申しあげます。

今後とも、日々精進を重ねてまいりますので、暮らしの竹とともに、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

まだまだ寒い日が続きますので、お体ご自愛ください。

ユウノ竹工房 岡悠

2025年2月吉日

という内容です。失礼かとは思います。往復はがきで送りましたので郵便料金はこちら持ちです。勝手になにしてんのよ!と思うとも思います。ですが、誹りを受けようとも自分が決めたことの責任は自分で取りたいのです。これが私の決めたことです。

葉書を送って一週間。半分は「あて処に尋ね当たりません」と返ってきました。このブログを見て頼んだけど住所変更伝えてなかった!となり、まだご注文継続の意思がある方はメールをください。お返事いたします。

今日は少し孤独を感じる日でした。自分のしたことの責任は自分で取って欲しいと子供に伝えても結局私が尽力しなければ物事が前に進まず、無駄な車の往復。バカバカしいとはこのことかと、子育て中ならだれにでもある想いが今日は辛かった。

いつものように誰にも見られるわけではないブログ。

明日からはきっともう少し春に近づくでしょう。