■ オーダー 編み見本
竹製品に興味がある、欲しいと思っているけどどうしたらいか分からない。という方が多いと思います。実際に知らないことは、最初は何が分からないのかも分からないのだと思います。
このページでは竹製品への理解を深めていただくと同時に、竹の種類や編み見本、製品見本をご覧いただきながらオーダーの方法をご紹介いたします。
ユウノ竹工房で取り扱っている竹の種類は主に三種類です。
■ 素材
・白竹― 主に京都産の白竹を使用いたします。青竹を油抜き加工し、天日干しにした見た目も美しい竹です。光沢があり丈夫で長持ちします。
・黒竹・― 生えた状態で黒い竹です。白竹同様油抜き加工がされています。真っ黒ではなく、ところどころ白やベージュ色が見られ、一つとして同じ模様がない自然素材を感じられる竹です。主に四国産です。白竹より柔らかいという特性があります。
・煤竹・― 元は白竹だったものを茅葺きの屋根の建材として使用し、燻され約150年程経過した竹。長い年月により出来上がった貴重な竹で、入手は年々困難になっています。長い年月燻されたことにより、竹の水分が抜け切りとても堅くなっています。その為、作れるものには限りがあるのです。茶托などの繊細なものには向きません。加工に技術が必要で製品はとても高価になってしまうのですが、その美しさは見るものすべてを惹きつける筈です。
■ 編み見本
①-Ⅰ六ッ目編み-基本の六ッ目編みです。竹細工の世界では「六ッ目に始まり、六ッ目に終わる」という言葉があるほど基本の編み方なのです。この編み目が基礎になり、たくさんの編み目に派生していきます。
①-Ⅲ本麻編み -六ッ目編みの中心に三本竹を足して編み進めたもの。隙間が少なくなり三角形で構成されているように見える編み方。
①-Ⅳ-Ⅰ鉄線編み -六ッ目編みの一種。風車のような編み目を中心に三角形を組み編み上げていく編み方。
①-Ⅳ-Ⅱ交色鉄線編み -①-Ⅳ-Ⅰの鉄線編みを交色の材料で三本寄せて編んだもの。竹の色や、寄せる本数、巾、種類がたくさんあります。
①-Ⅴ六ッ目 差し六ッ目 浮き菊模様- 基本の六ッ目編みに巾の細い竹を差し込んだ編み目です。差し込む本数、竹巾によって何十種類もの模様が出来上がります。
①-Ⅵ六ッ目編み 差し六ッ目 桔梗模様 - 差し六ッ目の一つ。大きさの異なる二種類の六ッ目を編み、重ねて細い竹で縫うように差し込んだもの。
①-Ⅶ六ッ目編み 差し六ッ目 結び亀甲模様 - 差し六ッ目の一つ。六ッ目編みに竹を差し込み、六ッ目を角度を変えて重ねたようにした編み方。
①-Ⅷ六ッ目編み 交色花刺し二重六ッ目- 差し六ッ目の一つ。同一巾の竹で編んだ二重六ッ目に色違いの竹を差し込んだもの。
②-Ⅰ四ツ目編み -基本の四ツ目編みです。縦横の竹を交互に編んだものです。一番簡単な編み方とも言えるでしょう。
②-Ⅱ 四ツ目編み 交色小入れ四ツ目-基本の四ツ目編みを巾と色を変えて交互に編んだもの。
②-Ⅲ 四ツ目編み 井桁(いげた)すくい編み -差し四ツ目 ②-Ⅰの四ツ目編みを巾違いに交互に編み、後から斜めの竹を差し込んだ編み方です。
③-Ⅰ 網代編み(あじろあみ)-縦横に竹を編みこむ編み方です。隣の竹との隙間がないことが特徴です。竹の飛ばし数や竹の色を変えることで模様が浮き出ます。
③-Ⅱ 模様網代交色りんず網代-縦と横の竹の色を変えて編んでいます。色が異なることにより模様が際立っています。とても目立つ編み目です。
③-Ⅲ 模様網代 -編む竹の巾を変え、模様にして編み上げた網代編み。写真の編み目は片方の竹を裏返しているので模様がより一層際立って見えています。
③-Ⅳ 連続ます網代 -竹の飛ばし数を変えて模様を浮だたせたもの。
④-Ⅰ 乱れ編み- 決まったパターンがない編み方です。二つと同じ編み目は作れないでしょう。個性的な編み方です。
⑤-Ⅰ 交色いかだ編み- 竹製品ではよく見る編み方。四ツ目編みの隙間を詰めて編んだ編み目。
▮写真付きで編み見本をご紹介しましたが、竹細工の編み方というものは派生させていくと何百種類もあると言われています。お気に入りの編み方でパン籠やバッグ、その他製品を制作したいというご要望にお応えいたします。
ユウノ竹工房には編み見本や製品見本を多数揃えております。お気軽にお問合せ、ご来店くださいませ。
▮オーダーメイド作品をご希望のお客様へ、ご注文前にご確認下さい。
*オーダーメイドであること、自然素材を使った手仕事である以上、一つとして全く同じものは出来ません。出来上がりは色見本や写真とは多少違いがあることもあります。不良品、破損品以外の返品はお受けできませんのであらかじめご了承くださいませ。
*ご相談の結果、ご希望に添いかねる場合もございますのでご了承くださいませ。
*お客様のご要望サイズ、ご予算に合わせてお見積もり、製作いたします。
*見本品がございましたらそれに合わせてお作りいたします。その場合は現品をお持ちいただくか、遠方の場合、あらゆる角度の写真、サイズをユウノ竹工房まで送りくださいませ。
*お客様オリジナルの形・サイズなどを図面に記してくださっても解り易いです。その場合は図面をFAX0774-66-5180へ送信いただくか、郵送してくださいませ。〒610-0202京都府綴喜郡宇治田原町緑苑坂15-4 ユウノ竹工房宛
*当ホームページにお気に入りの「籠バッグ」があった場合に「同じ編み方で大きさを変えて」など、具体的にご相談ください。
▮オーダーガイド
STEP1 作りたい製品を選ぶ
▮バッグ ▮盛籠 ▮花籠 ▮茶托・コースター ▮インテリア ▮キッチン用品 ▮文箱
STEP2 数量・サイズを決める
サイズをお知らせください。縦・横・高さ・直径・手の長さ・口の大きさ等
STEP3 素材を選ぶ
・白竹・黒竹・煤竹からお選びください。
STEP4 細部の要望を調節
ご注文の製品により細部の要望を調整いたします。籐かがりの仕様(ご希望の場合のみ)。バッグの場合手の仕様・長さ等。
STEP5 備考
備考があればお伝えください。
以上をお問合せフォームにご記入の上送信して下さい。こちらから折り返しご連絡をさせていただきます。→お問合せフォーム
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