パン籠WS、無事終了しました

3月も1/3が終わり、吹く風に春を感じています。心ときめく春の記憶を辿ると、札幌の雪解けの土臭さやふきのとうを思い出します。やはり人生で印象深い記憶、特に匂いなどは幼いころのものなのでしょうか。

さて、昨日の3/12日はユウノ竹工房、今年初めての出張WS。

手しごとの器・道具 テノナル工藝百職さんにて行われました「食卓に置きたい四ツ目のパン籠づくり」、無事に終了いたしました。

いざ、お客様が入店され、緊張の瞬間。まず言われたことは、「先生、女の方だったんですね~!!」確かに「岡悠」という名前だけでは男か女か分からないですね。

ユウノ竹工房はインスタグラムは導入していないのですが、百職さんのインスタはちょくちょく覗いています。そこで、ワークショップ当日は私の写真が・・。

恥ずかしながら見ていると、そこでのコメントでも「岡さん、女性だったんですね」と。

このことは旧姓の笠原時代から慣れっこなので気にしていないのですが、なんとか伝わる方法があれば「男性の先生のWSだ」と少し緊張していらっしゃる(特に)女性に(男性の先生ごめんなさい!)安心感を与えられるのになぁと悩んでしまいます。

他の場所では、「竹細工って聞いたからてっきりおじいちゃんが来ると思ってた。」なんて言われたこともあります。

個人的には、私の顔出しは大事なことだと考えています。「こういう人が竹細工してるんだ」なんてイメージしてもらうこと、とても重要だと思います。

岡悠です。性格は男っぽいとよく言われます。名前の通りかもしれませんね。

さてさて、本題から離れてしまいましたが、パン籠のWSの様子をご紹介します。

今回は何といっても初めてのWSメニューで、緊張していました(上手くできるかな~うまくできるかな~)。前半の部の方々のお写真を撮らせてもらいました。

3㎜程の材料をゲージを使い同じ大きさの「四ツ目編」にしていきます。竹を上下交互に組む、一番簡単な編み方ですが節(ふし)の理解が難しかったようです。

皆さま同じ大きさになってきました。ここから力竹という竹を底に十字に入れ立ち上げていきます。

なんとか皆さま立ち上がりましたが、初回は冷や汗だらけの岡悠でした。初めての方にはやはり難易度が高かったか・・。と反省。

最後の海老止めを施してもらいました。ここは皆さますんなりとご理解下さり、大きな間違いもなく順調に終わりへと近づいていきました。

今回は底板と脚をオプションで付けることとなりました。足が付くと底上げされ通気性が良くなりパンが湿気るのを防げそうです。初回は全員脚を付けられました。一番手前は、岡悠の見本籠です。

こちらの写真は後半の回の皆さまの出来上がり作品です。個性豊かに仕上がりました。

後半の回では、初回の反省を活かし、立ち上がり時にはクリップで四つ角を固定するという方法をとりました。その甲斐あってか、後半回は冷や汗をかくことなく息つく暇が少し出来ました。

やはり道具は仕事を助けてくれます。お客様の籠が完成しなければ元も子もないので、現代兵器(クリップ)に頼ることは大事なことと学びました。

そして、お察しの通り参加された方々は口を揃えて「難しい~!」とおっしゃっていました。「無理!」と叫ばれた時には一番冷や汗が出ました・・。

ですが、それは正直なご感想で私にとってもお客様にとっても意味のあることだと感じました。

竹製品が一般の方には編めないような高度な技術を必要とすること、そのために制作者は必死に修業をしたのです。

そのことをご理解いただいた上で竹製品をご覧になる時、その一つ一つが成り立つ過程を慮って下されば、付けられている値段への納得も深まるのではないでしょうか。

こちらとしても、「この竹製品が、どうしても欲しい!」と思ってもらえる製品作りに励むことが一番のことです。

そして私は職人。確実な技術で素早く製品を完成させることが出来る人間だと自負しています。

その上で私、岡悠の作る竹製品、WSをお選びくだされば幸いです。

今回のワークショップ、苦労がありましたが、得た経験は大きいものでした。お越しくださったお客様、今回はお申込みされるも叶わなかったお客様、次回開催を望んでくださるお客様、店主の渡邊さんには本当に感謝しています。ありがとうございました!

途中、冷や汗をかきながらも竹についての説明をしていた時のこと。店主の渡邊さんの「なるほど~。うんうん。」などの相槌に救われておりました。

男っぽ性格ですが、繊細な部分もある岡悠でした。

今回の会場となったテノナル工藝百職さんでは、今年の10月に岡悠は二人展を開催予定です。詳細は決まり次第お知らせいたしますので、引き続きご覧くださいませ!

 

 

昨日は満月でした。帰り道、あまりの明るさに見入ってしまいました。普段は子供たちとてんやわんやでゆっくり月を見るなんて久しぶりのこと。次はいつ満月と気が付くだろう・・。

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