丁度ひと月前ほどに、竹のお弁当箱の使い方をご紹介しましたが、今回は一人用の小さめのお弁当箱の使い方を見ていきましょう。
早速、今回使用するお弁当箱に登場していただきましょう。
蓋を開けるとこんな感じです。
上から見た写真。うっすらとしか模様が解りませんが、竹の身と皮を縦横に編んでいるので、年月と共に竹があめ色になってきます。
こちらは制作してから三年ほど経過した籠ですので、網目模様が浮き出て見えています。
さて、ここからはお弁当箱にご飯やおかずを詰める工程をご紹介します。
ご飯を好きなだけ詰めます。多少籠の部分にはみ出しても問題ありませんよ★この時、温かいご飯を詰めると湿気がお弁当箱の下にじんわりと染み出します。下には濡れたら困るものは置かないようにしてくださいね。
おかずを詰めるためにカップを入れます。我が家では繰り返し使えるシリコンカップを使用しています。紙やアルミのカップでももちろん大丈夫ですよ★
好きなおかずを詰めましょう。今日は鮭の塩焼き、小松菜とじゃこの煮びたし、ほうれん草の胡麻和え、とら豆の甘煮です。鮭はカップを敷かず、ご飯の上に乗るようにしています。大人一人前のお弁当の完成です★普通のお弁当箱の使い勝手と変わらないのではないでしょうか。ぜひとも生活に取り入れて欲しいものです。
ここからは、竹のお弁当箱Q&Aと題して、皆さまが感じていそうな竹籠弁当箱に対する疑問におこたえしたいと思います。お付き合いください。
▮Q: お手入れが大変じゃない??
▮A: 毎日の汚れは軽く布巾で拭く程度、お休みの日に水洗いで十分です。竹の編み目に入り込んでしまった汚れはたわしや歯ブラシで取り除いてあげてください。
▮Q: 竹の皮ってなんの為に敷いて、どこで売ってるの??
▮A: 竹のお弁当箱、そのままでも通気性が良いのですが、ご飯やおかずの下に竹の皮を敷くとより一層程よく、余計な水分を吸い取ってくれます。ホームセンターなどで大きめの竹の皮が売っているのをよく見かけます。関西は鯖寿司の文化があるので、スーパーの鮮魚コーナーで見かけることもあります。ネットで「竹の皮 楽天」なんて調べると6~7枚で700円ほどで出てきました。(2015年12月現在)
▮Q: 汁漏れしない??
▮A: します。竹のお弁当箱は密閉できるものではないので汁気の多い食品は汁漏れしてしまいます。よくよく汁気を切り、シリコンカップやアルミカップに入れてなるべく平行移動させてください。
▮Q: 保存方法は??
▮A: お使いになった後は水気を良く切り十分に乾燥させてください。濡れたまま戸棚や暗いところへしまってしまうとカビが発生する恐れがあります。毎日使用していればそんなことはありませんが、長期間使わない場合はなるべく湿気の少ない場所は保管して下さい。その際も、ビニール袋に入れたりはしないでくださいね。もし、万が一カビが発生してしまったときは水で洗い流してみて下さい。初期のカビは落ちる場合があります。竹の枠や身に根が生えてしまったカビは残念ながら取れません。手間に感じる方もいらっしゃると思いますが、なるべく毎日使用していただくことをおすすめします。たまにしか使わないと分かっているときはたまに日光に当ててくださるとカビは防げます。
他にもご質問・疑問にお答えいたします。お気軽にご質問ください。お問合せ
その他のお弁当箱★
お弁当箱 紋入り網代
このお弁当箱は丁度葉書が入るサイズにもなっています。使い方によってはいろいろな楽しみ方がありますね。お気に入りの竹製品を見つけて生活に取り入れては見ませんか??
オーダーの仕方、編み見本はこちら→ORDERGUIDE-オーダーガイド-
竹籠弁当の使い方・1も併せてご覧ください!