カロト・京都での鍋敷きワークショップ、終了しました。

梅雨の真っただ中の6月22日(水)。カロト・京都での「六本の竹だけで編み、組み上げる鍋敷きのワークショップ」無事に終了しました。

ご参加くださった皆さま、ご興味をお持ちくださった皆さま。ありがとうございました。

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カロト・京都です。京都市営地下鉄鞍馬口駅から徒歩5分ほどの場所にあります。

梅雨の最中でも心地よい風が吹き抜ける町屋です。

 

 

 

 

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午後の回のワークショップ。少し晴れ間ののぞく時間もありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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鍋敷きを作る、六本の竹と輪。これだけでしっかりと丈夫な鍋敷きが完成します。

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編んでいる途中を撮らせてもらいました。

力の要る場面もありました。それでもしなやかで丈夫な竹。その材料の面白さを実感していただけたでしょうか?

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だんだんと完成に近づいています。

完成後は、皆さまで楽しく時を忘れておしゃべりしてしまったので、写真はここまでです。失礼しました。

竹という素材についてや、編み方、製品になるまで、などなどたくさんお話をしましたよ。皆さまカロトのお客様なので、その後も橋本店長を交えて革のお手入れ話や近況など、話題は尽きていませんでしたね。

ここで意外と好評を頂いたのが煤竹の菓子楊枝です。DSC_0120

 

 

煤竹の菓子楊枝

以前のイベントなどでご購入された方が「使いやすかったからまた欲しい!」と言ってくださいました。

ものを作る人間としては、作って、売って終わりではなく、それを使い続けていただいて「良い!出会えて良かった、まだまだ使い続けたい!」というお言葉を聞くのはとても嬉しいことです。

もちろん、それでもまだまだ終わりではなく、壊れてしまっても直してお使い続けてくれるなど、日常の一部として竹製品を位置づけてくだされば、それは私の目指すところです。

写真は我が家で使っているものです。長い方は昨日で売り切れてしまいました。また制作しましたらお知らせいたします。

ここで煤竹のご説明を。

煤竹(すすだけ)とは茅葺き屋根の建物に建材として使われていた竹が、囲炉裏によって長い年月燻されあめ色になった竹のことです。

今は茅葺き屋根が少なくなったこと、ここで言う長い年月とは150年くらいですから、とても貴重な竹ですね。

元は白い竹が燻されて何とも言えない渋い色になっているのですが、燻されの効果はもう一つ、水分が抜けるということもあります。ですので、煤竹はとっても堅いのです。お箸や菓子楊枝には向いていると言えます。

こんなお話もして楽しい時間のワークショップでした。竹細工の体験にご興味をお持ちの方は→ワークショップのページをご覧ください☆