梅の土用干しに竹笊を

京都は梅雨が明け、毎日うだる様な暑さが続いています。6月に仕込んだ梅がそろそろ土用干しの時期を迎えました。雨が降らないかひやひやしているユウノ竹工房、岡悠です。

今年は5キロの梅を漬け込みました。毎年紫蘇を漬けるタイミングを悩んでいたのですが、今年は梅とほぼ同時に漬け込んだので時期を逃さず気が付けば土用干しの頃となっていました。

さて、工房の駐車場に早速梅を並べました。この時点では干していないので「梅漬け」ですね。十分美味しく食べられますが、やはり干した方が味に深みが出ます。

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レンガを並べてその上に笊を置きました。
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紫蘇に近い部分は色が濃く、甕の下に行くほど薄い色でした。
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一日中日の当たる場所で三日ほど干します。一日干しただけではまだ梅酢で濡れています。あんなに強い日差しなのに!
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二歳の娘が「うめ~、すっぱい~、すき~」と指さしながら言っていました。酸っぱいなんて知ってるのね、と驚きました。子の成長は早いものです。

梅を漬けて早五年目になるでしょうか。毎年自分が作った竹笊に梅を干しています。最初は梅酢に染まってしまうのでは??と心配をしたのですが、洗ってみると赤い色はどこにも残っていません。

もちろん、梅酢がついたまま一週間以上も置いてあると染まってしまうでしょうが、三日干した後に洗えば染まりはしないようです。

その後はしっかりと水を乾かし、お蕎麦笊や野菜の収穫に使えます。

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乱れ編みの笊
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鉄線編みの笊 お野菜の収穫に重宝しています。「この季節に・・・?」で詳しく紹介しています。

上記の二種類も使用しています。色移りが心配で作った四ツ目の笊は梅干し専用となっています。(梅が干せれば良かったので、写真は載せられない程の出来です、ご容赦ください)ホームセンターでよく見かける笊は四ツ目編みですね。

干し上がった梅はまた梅酢の入った甕に戻して、これからひと月ほど、漬け込みます。一年分の梅干しとして作っていますが、果たして来年の今頃まであるかどうか・・。それは心配になりますが、残りを気にして食べを控えることはない私です。

今から漬け上りが楽しみです。紫蘇は乾燥させて自家製ゆかりにするのが定番。市販のものは砂糖などが入っていますものね。「紫蘇、塩、梅酢」のみ!というゆかりを子供には出来るだけ食べさせてあげたいのです。

まだまだ竹の季節真っ盛り。これからも製品を紹介していきます★